近年、ユーチューブでモトブログ動画をアップする方がものすごく増えましたよね。
初心者でも簡単に撮れるアクションカメラの出現により、多くの種類が販売されています。
その中でも、特に人気のあるのが「GoPro(ゴープロ)」です。他のカメラより断然人気があります。
今回は、「GoPro(ゴープロ)HERO9BLACK」を使って、誰もが一度は悩む「音」の問題について、ノイズの少ない最適な外部マイクやマウント方法についてもご紹介します。
モトブログを始める前に必要な機材等取揃えましょう
まずは、知らない方もいるかと思いますので、あらためて「モトブログ」ついて解説しておきます。
モトブログ(MotoVlog)とは、Motorcycle Video Log のことです。
Motorとは、Motorcycle=エンジンを装備した二輪車、いわゆるバイクのことです。
Video blog(Vlog)とは、自分の好きなことを文章で表現するブログの動画版のことです。
そして、モトブロガーとは、モトブログを投稿する人のことを指します。
モトブログを始める前に準備する機材等は以下のとおりです。
●アクションカメラ(GoPro HERO9 BLACK)
●記憶媒体(マイクロSDカード)
サンディスク microSD 128GB UHS-I CLASS10(おすすめ)
●外部マイクと付属ケーブル
●GoPro純正アクセサリー(メディアモジュラー)
●マウント(アクションカメラを固定するもの)
ネックマウント
チン(下あご)マウント
サイドマウント
これだけ揃えれば、まずは基本的な撮影は可能です。
モトブログ初心者におすすめは、ゴープロ一択!
なぜ、モトブログをするならば、ゴープロがいいのか、他のアクションカメラと比べてなにが違うのでしょうか。
それは、「映像」の素晴らしさと手振れ補正機能が他を圧倒的にリードしているからです。
もちろん、他メーカーのアクションカメラでも、映像が優れた機種はあります。
私もモトブログを始める時に、最終的にアクションカメラの購入で悩んだのは、ゴープロ9とソニーのアクションカムFDR-X3000Rでした。
最終的に決断したのは、やはり映像のクオリティの違いからゴープロ9に決めました。
ゴープロ9は動画のブレや揺れを抑えてスムーズな撮影を可能にするハイパースムース3.0となり、前モデル(ゴープロ8)よりさらに進化しました。
よって、初心者モトブロガーでも簡単かつ気軽に動画撮影が楽しめるのが、このゴープロです。
では、モトブロガーの視点から見た、ゴープロのメリットとデメリットを挙げてみます。
ゴープロのメリット
いまやスマホのカメラでも、ものすごくきれいな映像が撮れます。しかし、特にゴープロ9は、4Kにも対応しているので、撮った動画を大画面のテレビに映してみると映像美の違いが歴然です。
また、ハッキリしたコントラストに鮮明な彩度の仕上がりになっています。くっきりはっきりしたソニーのテレビ画像のような感じです。
映像ブレがないハイパースムース3.0機能により、バイク走行など速い動きにも対応している。ゴープロ8よりも進化した、ゴープロ9は、さらに滑らかな映像が撮れるようになりました。
ゴープロのカメラ本体に合ったが揃っています。好みのアクセサリー類も純正品だけでなく、社外品も含めて豊富なパーツ類が揃っています。組み合わせによって様々な映像を撮り楽しみが増えました。
ゴープロのデメリット
中華製アクションカメラでも4K画像は撮影できます。価格も1万円前後で気軽に手が届く値段設定です。一方、ゴープロはその5倍の価格差がある。
他のアクションカメラと同様、ズーム機能がないので、一度決めた画角のまま撮影しなけれればならない。ズーム機能搭載モデルの販売もそう遠くはないと期待したいところです。
ゴープロ9に限らず、撮影をしていると、とにかく本体が高温になります。長時間撮影していていると故障しないのか心配になってしまいます。
ゴープロ8と比較すると、ゴープロ9は電池の持ちが30%向上していますが、電池の持ちの良し悪しにかかわらず、予備バッテリーは必須です。
出費が増えますが、あるとメッチャ便利です。ケチらない方がいいです。また時期と使い方によって本体が熱暴走し、長年使用しているとバッテリーも膨張してきます。
先輩モトブロガーをお手本にしてみましょう!
モトブログを始めるには、「映像」と「音」が重要です。
人気のモトブロガーさんも、試行錯誤を繰り返しながら、「映像」と「音」を追求してきたものと思います。
有名モトブロガー
NonAlcoholRiderさん(元祖モトブロガー)
RAMPAGE MONKEYさん(仲間との会話型のバイク走行動画)
Woka Rider(福岡県のバイク系ユーチューバー)
Mikasu-Channel(モトブログ他ガシェットを丁寧に商品紹介してくれるユーチューバー)
そして、私の憧れのライダーは、
旭日Rider Japaneseさん(関西のハーレーモトブロガー)
彼らが、試行錯誤を繰り返して到達した素晴らしい動画作品は、いずれも高いクオリティで配信されています。その結果、多くの登録者やフォロワーがいます。
そして、完成した動画を視聴する方に、驚きと感動を与えてくれます。
これから始める方、始めたい方、初心者モトブロガーにとって、クオリティの高い「映像」と「音」を動画配信してくれた先輩モトブロガーのレベルまで追いついて、ようやく同じ土俵に立てることができます。
だから、金額をケチって激安カメラでモトブログに挑戦したとしても、先輩モトブロガーには決して追いつけません。
なぜならば、映像と音のクオリティのレベルが違いすぎるからです。
また、ユーチューブで動画配信したとしても、彼らのように多くの再生回数まで到達することは難しいと思います。
モトブロガーとして、彼らのようにクオリティの高い「映像」と「音」を保つためには、まず映像がきれいなゴープロが必要不可欠になってきます。
いずれにしても、映像と音声を完璧にすることがモトブロガーとしての最低限のマナーではないでしょうか。
マウント(カメラ取付け器具)方法
アクションカメラを手に入れたら、ヘルメット等に取り付けるマウントを購入しましょう。
今回は、3つのマウント方法をご紹介します。
一番手軽に始められるのは、「ネックマウント」です。値段も手頃な価格です。
次に、「チン(下あご)マウント」です。こちらも値段は手頃な価格です。
ネックマウントよりもバイカーの視点に近くなり、多少角度も付けられるので、より臨場感のある映像が撮れます。
慣れてきたら、先輩モトブロガーさん達のようにサイドマウント位置から複数のパーツを組み合わせた形で、モトブログ走行してみましょう。
特に、高速道路でのバイク走行は風圧との闘いなので、くれぐれもカメラの脱落には、十分注意して走行を楽しんでください。
ネックマウント
モトブログ初心者の方は、いきなりヘルメットにGoProを装着する前に、まずは手軽に撮影できる安価な「ネックマウント」を購入してみるのはいかがでしょうか。
この「ネックマウント」は首からネックレスのようにGoProを繋げられるようになっています。
ただし、ネックマウントに装着したGoProは、首から下の位置にカメラ目線がきてしまうので、ライダー目線より下になってしまいます。
周囲の風景もライダー目線とは少しずれてしまうものの、画角が広いので、バイク走行動画としては、それなりに楽しめます。
一方、利点としては、ヘルメットへ直付け(サイドマウント)してないので、頭を動かしても、カメラ目線はほとんど動かず、景色がブレたりしません。
ヘルメットを取った際、ネックマウントであれば、GoProを付けたままで脱着OKです。わざわざ取り外す必要がないので、とてもラクです。取り付け方法も簡単安心であることですね。
近頃、高速道路では、アクションカメラなどを落してしまう事故が多発しているそうなので、これからモトブログを始めようとする方はくれぐれもご注意ください。
せっかくバイクの楽しさを伝えたくて始めたのに、カメラを落として事故を引き起こしたくないですからね。
初心者の方は、「ネックマウント」から始めた方がよいと思います。
チン(下あご)マウント
ネックマウントと同様、チン(下顎)マウントも手軽に撮影できます。「チンマウント」も安価なアクセサリーなので購入して試してみるのもおすすめです。
この「チンマウント」はヘルメットの口元付近に取付部品をストラップで繋げるようになっています。
ただし、チンマウントに装着したGoProも、首より上の位置にカメラ目線はきますが、ライダー目線よりは下になってしまいます。
バイクシートの高さやマウントの角度を上向きにすれば、ライダー目線に近づきますので、試してみましょう。
メリットとしては、ヘルメットへ直付け(サイドマウント)していないので、いつでも取り外しが可能です。ストラップをきちんとセットすれば、カメラも動かず、いい映像が取れます。
ただし、このチンマウントは、ストラップで口元に括り付けているため、ヘルメットによっては、バイザーが完全に閉まらないものもあり、風が若干吹き込んでくることもあります。
サイドマウント
ヘルメットのサイド部分(バイザーの両サイド下)にマウントする(取り付ける)方法がサイドマウントです。
特徴としては、バイカーの目線に近いため、ライダーとタンデム走行しているような映像が撮れます。
ゴープロの場合は、アクセサリー類を連結していくことで、チンマウント位置と同じようなカメラ位置で撮影します。
チンマウントよりもヘルメットとの距離があるので、画角の調整範囲が広い。
また、ゴープロ本体がとても高温になるため、走行風を受けることで、多少なりとも温度を下げる効果があります。(熱暴走を防ぐ)
ノイズの少ない音声を持続させることが重要!
モトブログで、きれいな音質を保持するには、外部マイクは必須です。
なぜ、外部マイクが必須かというと、問題は、「ノイズ(風切り音)」にあります。
バイクというのは、走行中どうしても風切り音を避けることができません。
外部マイクがないと、単なるノイズ音しか聞こえてきません。いくら映像が良くても、動画としては使いものになりません。
そこで、ゴープロの場合、外部マイクを接続するために、純正アクセサリーとして3.5㎜マイクアダプターが販売されております。
このマイクアダプターは、先輩モトブロガーも経験されているように、本体と外部マイクのノイズ軽減として接続して動画撮影に挑んで撮影しています。
しかしながら、あとで撮影動画を確認したら、全く音声が取れていなかったという失敗談が多く報告されています。
私も、同じように音声が取れておらず、使えない動画に何度も泣かされてきました。
そこで、GoPro9でモトブログをする時には、純正の3.5㎜マイクアダプターではなく、メディアモジュラーを使いましょう。
メディアモジュラーならば、高性能のショットガンマイクが内蔵されております。背面に給電のUSB-C、microHDMI、3.5㎜マイク端子があります。
外部マイクは、3.5㎜マイク端子を利用します。私はほとんどUSB-C端子を使いません。
なぜならば、ゴープロ9であっても本体が高温になってしまうからです。
予備バッテリーを常に携帯して、交換するようにしています。
やはり、メディアモジュラーからゴープロを取り出して、バッテリー交換するのは確かに面倒です。
でも、給電し続けて本体が故障する方がもっとヤバイので、このような使い方をしています。
とにかく試走して確かめてみよう!
バイクの種類、マウントの取付位置によって、画角や音声も影響を受けます。
画角調整は、カメラを止めているスクリュー(取付ネジ)の微調整で簡単にできます。
しかしながら、音声は、かなりデリケートで、単に外部マイクを取り付けただけでは、ノイズが入ってきてしまいます。
せっかく映像がきれいに撮れても、音声にノイズが入ってしまった場合、使えない動画になってしまうケースもあります。
動画編集ソフトである程度カットしてつなぎ合わせたり、映像の音をカットして、後入れ(アフレコ)するといった方法もあります。
しかしながら、ノイズがずっと入ってくる場合は、もうどうしようもありません。
実際、私もゴープロ9にいくつもの外部マイクやアダプター等を使って、何度も試走を繰り返してきました。
GoPro HERO9 の最適な外部マイクの組み合わせ
特に、外部マイクと付属品ついては、いくつも買い込んで、実際にバイクで試走を重ねて検証した結果、ようやく納得のいくものにたどり着きました。
こちらの検証動画を是非ご覧ください。外部マイクの組み合わせ事例(失敗&成功)もお見せしちゃいます。
私が導き出した最適な外部マイクのセットは以下のとおりです!!
アクションカメラ(GoPro HERO9 BLACK)予備バッテリーがあると安心便利!!
・SONY コンデンサーマイクステレオ/ICレコーダー・ビジネス用 ECM-CS3
もしくは
・BUFFALO マイクロフォン ミニクリップ ブラック BSHSM03BK
・クラムワークス3.5㎜ヘッドホン延長ケーブル28㎝ボリューム調整付)
GoPro純正アクセサリー(メディアモジュラー)
マウント(アクションカメラを固定するもの)
・ネックレス式マウント
・Taisioner オートバイヘルメット用下顎ストラップマウント
・EXSHOWカメラホルダー バイクのハンドルマウントするにはこれが超おすすめ☆
まとめ
「GoPro(ゴープロ)HERO9BLACK」を使って、モトブログに挑戦する時、音声について、メディアモジュラーにノイズの少ない最適な外部マイク等選んで楽しんでください。
いまやGoPro(ゴープロ)もHERO12も販売され始めました。HERO9、10、11ならばお得にGETできるのでこの機種でもモトブログではクオリティの高い映像は撮れます。
並行輸入品を安く手に入れるよりも、正規品を買っておけば、故障等の際、リスクは軽減できると思います。ちなみに私は正規品を購入。
HERO10
HERO11
HERO12
マウント方法は、ネックマウント、チン(下あご)マウント、サイドマウント等があります。様々なアクセサリーパーツが販売されていますので、最適なモノを選んでください。
今回はあくまでもフルフェイスヘルメットを想定したものです。ジェットヘルメットではどうしても風のノイズが防げないために個人的にはおすすめしません。
ノイズの少ない外部マイクの選択とセッティングについては、私が実際にバイク試走を重ねて試行錯誤して導き出した結果、最適なセットと自負しています。
モトブログに興味にある方は是非お試しください。